勘三郎全開!
これまた何年ぶりか定かでなくなってしまったコクーン歌舞伎を観ました。シアターコクーンが何年ぶりかもよくわかってないくらいで(^_^;)。
勘三郎はとくに、歌舞伎座じゃできないことをここでやろうとするので、「そうくるか!」というおもしろさがあるんですが、今回は椎名林檎の音楽をもってきたのが一番の驚きでした。お金をもらって「これはきっちり申告いたします」なんつう自虐ネタまで繰り出して、つかみもOK。
悲惨な話であり凄惨な幕切れでもあるのですが、そこをあえて包み隠すかのような演出(ネタバレになるので多くは語れませんが)。客をどよーんと落ち込ませて帰すのが本意ではないとはわかりますが、それが本当に奏効したのかどうか、カーテンコールをノリノリのスタンディングオベーションで迎えた平場席の客に聞いてみたい気分にはなりました。
「戲劇」カテゴリの記事
- 早い、早すぎる……(2012.12.05)
- 松嶋屋三昧ですが何か?(2011.07.17)
- 発見と収穫の演舞場(2011.06.11)
- なにわの松嶋屋祭り(2011.02.19)
- 30周年記念バカ芝居(2010.10.16)
The comments to this entry are closed.
Comments