ようこそ鉄道の世界へ
正直言って、「鉄道がキテる」って言われても、ちっとも嬉しかないっす。むしろ個人的には迷惑な話だと思ってるくらいで。ただ、かつては想像すらできなかった「女子鉄」という存在が明らかになったのは、喜ばしいことであります。
鉄道趣味の現状は、ある意味行きつくとこまで行ってしまってどもならん状況にあると思ってるんですよ。女子鉄の皆さんは、そこに新しい光を当ててくれてます。
“ゆるい”からダメ? そんなことぜんぜんありません。「乗ってるだけで、見てるだけでシアワセ(はあと)」ってのは、すべての鉄道好きの本来的な心情にほかならないんですから。男どもはストレートにそう言うと子ども扱いされる思って、知識やらコレクションの数やら乗ったキロ数やらで箔をつけようとしてるだけなんです。
現在のように鉄道好きがもてはやされる状況は、いずれ終わりがきます。そのとき、再び“キモい奴ら”に逆戻りするのか、一定の理解を得られるのかは、男どもが「女子鉄」の皆さんに学ばねばならないところが大であるとみた。
さて、『女子鉄』の本の中で自己矛盾に陥っている横見浩彦ですが、せっかく女子鉄制作委員会の皆さんが評価してるのに、また鉄ヲタに戻りたいなどと言ってるうちはダメですな。少しは回りが見えるようになったんだから、利己的で醜い振る舞いをする連中に、はっきり「それはいかん」と言うべきでしょう。まだまだわかっとらんよ、こいつは。
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