野球やサッカーやバスケットボールなどは、わりとどのカテゴリー・レベルでも平気で観戦しますが、アメフトとアイスホッケーに関しては、NFL・NHLを観たらほかは観られなくなってしまいました。
NFLはいわずと知れた“究極のスポーツ”で、まさに知力と体力の粋を結集した最高峰のゲームが観られます。日本のXリーグや大学はもとより、アメリカのカレッジフットボールですら別のスポーツに見えるくらい、レベルが違うなあとつくづく思いますだ。
NHLも、そのスピード(スケーティング・パス・シュートばかりでなく、何よりも展開がはーやい早い!)を目のあたりにすると、申しわけないけどアジアリーグはいかにも遅いんですよね。
で、そんなNHLの舞台に日本人プレイヤーが立つなんてことは思ってもみなかったんですが、立ったんですよ。写真のGK福藤豊が。これはびっくりしましたねー。ケガなどでGKが足りなくなり、急遽マイナーリーグから引き上げられたという事情はあるにせよ、NHLの公式戦に出たのは間違いないですから。
しかし、出場はわずか4試合。そのいずれも勝つことはできず、マイナーに逆戻りとなってしまいました。
さて、ここからが本題です(って前フリ長すぎだよ!)。
現在もマイナーリーグでプレーしながら、NHL再昇格を目指している福藤の様子をレポートした、J SPORTSの「MOVIN' YOU」という番組を、期待して視たんですわ。
ところがこの番組、いったい何を伝えようとしてるのかさっぱりわからない。「厳しい環境」「過酷な競争」とナレーションでは言うものの、どう厳しいのか具体的な説明も映像もなし。そこを見せなきゃ意味ないでしょうが。
ゲームの場面が出てきて、アウェイで1失点勝利のあとにホームで6失点して途中交代させられるという、福藤の能力と課題を語るには格好の展開だったのに、それもいっさい言及しない。それを押さえずにただ福藤の思いを紹介したところで、どーなるってえの!?
これをスポーツドキュメントと称するのは、はっきり言って大きな勘違いですよ>テレビ関係者の皆さん。
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