これも頭の悪い日本語だね
「耳ざわりのよい言葉」ってのを初めて聞いたときは、「耳障り」のどこがいいんだか、ぜんぜん意味がわからなかったですねえ。
「手触り」「肌触り」に引っ張られたんだと気づくまで、ちょっと時間がかかりました。
でも、「目ざわりのよい景色」なんてことは誰も言わないんだよね。不思議だねえ。
そういえば、「頭の悪い日本語」って、ある特定の語にだけ起きる誤用なんですよね。“れ”付きにしても、可能の動詞すべてにつくわけでもないし(「食えれる」「眠れれる」なんて聞いたことない)、「違う」がまったく形容詞化するわけでないのはすでにふれたとおりだし。規則性なく生み出されるってのも、「頭の悪い日本語」の特徴といえましょう。
《頭の悪い日本語・認定番号3番》「耳ざわりのよい」
右側に「頭の悪い日本語」専用PETAPPA P!BOARDを設けました。認定したものをどんどん貼り付けていきたいと思います。皆さんの投稿、お待ちしてま〜す!
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