インスパイアということ
再びのshezooライブ@渋谷公園通りクラシックスです。
今日は佐藤允彦との2部構成で、1粒で2度おいしいお得なメニュー。2人ともソロアルバムの曲を演奏しました。
shezooのアルバムは、ジャケットにもなっている霧島留美子さんの不思議な質感の絵にインスパイアされてつくったもので、このCDはすでに持ってましたが、あえて聴かずにきました。というのも、shezooの曲は常にライブで最初に聴いてきたからです。
これはたとえて言うなら、七色の変化球をノーサインで投げ込んでくるピッチャーの球を受けるキャッチャーのようなもので、どんな球がくるのかわからない緊張感があります。ただこのピッチャー、コントロールはめっぽういいので、ヘンな受け方さえしなければ、ボールはきっちりミットに収まるんだよね。そこがすごい。
かたや佐藤允彦のアルバムタイトルは「如是我聞」。禅寺で撮ってきたさまざまな音(鳥のさえずりから鉦・木魚などの鳴り物や読経の声まで)をコンピュータで加工してSEとして流し、そこへピアノをからめていくというおもしろい試みで、「ありがたい禅寺の雰囲気を味わってお帰りください(笑)」なんてMCとともに始まりましたが、どうしてどうして、その演奏たるやしっかり「允彦かくの如く聞けり」でした。
インスパイアというと、元ネタから派生してできたものみたいなイメージを持たれないともかぎりませんが、いやいや両者は対等なんだよとあらためて教えてもらいましたね。
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