歴史を作った男
全場完
佐賀鳥栖 1
山形山神 0
Jリーグ開幕〜!! 「クラブサガン」の更新がてら、鳥栖スタジアム改めベストアメニティスタジアムに行ってきました。
メンバーがあまり変わってない分、チームの熟成度は高いとみられていたサガンですが、いざゲームが始まってみるとミスコミュニケーションの嵐。プレーに精度もスピードもなく、あっさりボールを失ってしまいます。守備陣の文字どおり体を張った奮闘で、失点だけはなんとか免れていたものの、希望を見いだすことが難しい展開でした。
しかし、1本のシュートが空気をガラリと変えました。60分、スローインから中へ持ち込んだ金信泳が、左足で強烈なミドル。GKがかろうじて手に当ててCKとなりましたが、これで突如サガンにスイッチが入り、いっきに攻勢に。わからんもんです。ま、ゲームはようやく見応えのあるものになりましたが。
その後、両ベンチとも攻撃的な交代カードを切り、しかし時間は過ぎて“引き分け”の文字もちらつきだします。
そして86分、FKくずれでゴール前に浮いたボールを相手が頭でクリア。この落ち際を飯尾がボレーで叩くと、ループシュートのような軌道を描いて、サガンサポの目の前のゴールに吸い込まれていきました。
フカしたりあさっての方向に飛んでいったりしても何の不思議もないシュートが、ああも測ったように決まるものだろうか。なにやらスタジアム中(除くアウェイゴール裏)の「入れ!!」という念の力が、あの絶妙な軌道を生んだといっても過言ではないような気がしますね。
というのも、このゴールは60分までのダメダメなサガンばかりか、「開幕戦に勝ったことがないサガン」をも払拭する、歴史的なゴールだからです。
サガンは例年、守備的なポジションに故障者を出した状態で開幕を迎え、守備の不安がそのまま結果に表れて出遅れてしまってました。今年のように、守備陣のレギュラーがスタメンに揃って名を連ねたのは、むしろレアケースだったんですね。いやホント結果が出てよかったっすよ。
写真の飯尾がMVP賞なのは当然として、高地の伊藤ハム賞は納得いかんぞ。高地・野崎の左サイドは、ダメダメの象徴だったじゃないか。豊田に仕事をさせなかった柴小屋か、スイッチを入れた金信泳にあげようよ。
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