なにわの松嶋屋祭り
大阪松竹座にて、“片岡仁左衛門昼夜の仇討ち”を一気に観てまいりました。
昼の部と夜の部を続けて観たのは初めてでございましたが、いやー松嶋屋の充実ぶりを堪能させていただきました。
「彦山権現誓助剱」は、通し狂言にしたことで毛谷村六助よりもお園と京極内匠が前面に出てくる芝居になり、すなわち孝太郎と愛之助の芝居でございました。で、この2人がまたいいの何の。これなら仁左衛門さんも安心して助太刀に回れるというものでございましょう。
一方「盟三五大切」は、ニザ様の魅力全開。落ちぶれても人を殺しまくっても画になります。
関西の松嶋屋帝國主義者(「愛之助がAB蔵の代役? 何言うてますのん、あれはもともと、美人の嫁はん貰うておきながら夜な夜な飲み歩いとるどアホやのうて、愛之助がやるべきお役やってん」と言うてる方々)の皆さんはたいそうお喜びのご様子でしたが、それもけだし当然と申せましょう。
« お父さんストラップ | Main | なかにしっぽく »
「戲劇」カテゴリの記事
- 早い、早すぎる……(2012.12.05)
- 松嶋屋三昧ですが何か?(2011.07.17)
- 発見と収穫の演舞場(2011.06.11)
- なにわの松嶋屋祭り(2011.02.19)
- 30周年記念バカ芝居(2010.10.16)
The comments to this entry are closed.
Comments