こんな場所はこれきりにしてほしゅうございますね
技量審査場所という辛気くさい名前に合わせるかの如く、力士幟もない、お茶屋さんもやってない(したがって出方さんがいない)、どすこいFMもやってない、懸賞もかからない、酒も飲めない(のは私個人としては何の影響もございませんが)、食堂のラーメンもカフェのソフトクリームも地下大広間のちゃんこも力士弁当も食べられないというないないづくし。
こんな場所にしてしまったのは、「『八百長』はいかん」などと言っている人たちのせいです。断乎として、「八百長」をやっていた力士たちのせいではございません。
「星の回し合いは『八百長』とは違う」というある親方のまったく正しい見解を、「角界の常識は世間の非常識」と評した某記者さん、「世間」とか「常識」といった言葉を持ち出せば何でも裁けると勘違いなさっていませんか。行われていることの中身や意味を深く考えないまま、「八百長」という言葉のイメージだけで作った世間の物差しを、大相撲のごく内輪の世界にやみくもに押しつけることこそ非常識極まりないと思いませんか。
今場所の国技館を見れば「角を矯めて牛を殺す」という言葉の意味が実感できましょう。
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