昇格祭りPart3
JFL災害復興支援試合
全場完
松本山雅0−3ソニー仙台
東日本大震災で被災したソニー仙台は、JFLに後期から参戦しました。延期して後期日程の間に組み込まれていた前期6試合については「災害復興支援試合」として、ソニー仙台のみ勝ち点計算の対象となっています。ソニー仙台以外の17チームはリーグ戦の試合数を33に統一するためと、ソニー仙台は少ない試合数で順位を競わなければならないことを考慮して、このようなレギュレーションになりました。
今節は、リーグ最終戦なのに「前期第1節」という冗談のようなスケジュールでございますが、前節でJ昇格圏の4位以内がめでたく確定した松本山雅にとっては、文字どおりの“花試合”となりました。控え選手を多数起用して、およそコレクティブとは縁遠いサッカーを展開。GKとDFとの連携などないに等しく、失点にこそつながらなかったものの危うい場面がてんこ盛りでございました。
試合終了後のセレモニーで、加藤監督は「今日はみっともない試合で申しわけありません」と謝っていましたが、だったらベストメンバー出しなはれ(笑)。
その加藤監督、来季以降の話になるとみょーに他人事のような口ぶりになり、おや?と思っておりましたところ、最後に「残念ながら私はS級ライセンスを持っていないので、私だけJに上がれません(笑)」というオチをかましてくれました。J2で戦っていくには、補強も含めたレベルアップが必要と感じておりましたが、まず監督を呼んでこなくちゃいけないんですね。
写真は、山雅サボの「ソニー仙台コール」にピッチを縦断して返礼するソニー仙台のメンバーと、場内一周で松田直樹ビッグフラッグの前を通る山雅のメンバー。ともに辛い出来事に見舞われた両チームが、こうして最終戦で相まみえて新たな出発を誓い合うというのも、何かの巡り合わせと申しましょうか。
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